MacでのChatGPTの音声入力:使い方と、音声の行方
要点
Mac用ChatGPTデスクトップアプリでは、入力欄で「Dictate」を選んで話すと、言葉が入力欄に文字起こしされ、送信前に編集できます。OpenAIによると、録音された音声は文字起こしのために同社のモデルに送られ、チャットが履歴にある間は保持されます。音声入力は、リアルタイムの音声会話であるChatGPT Voiceとは別の機能です。Mac用のローカル音声入力アプリFlitは、キーを押している間に話した内容を、仕上がったテキストとしてChatGPTやほかのあらゆるアプリに入力します。音声がMacの外に出ることはありません。
MacでChatGPTに音声入力する方法
- ChatGPTデスクトップアプリを開き、新しいチャットを始めるか、既存のチャットを開きます。
- 入力欄をクリックします。
- Dictateを選び、話し始めます。
- 話し終えたら止めます。文字起こしが入力欄に表示されます。
- 確認し、編集して、送信します。
初回にアプリがマイクへのアクセスを求めたら、許可します。この設定は、「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」にあります。
ChatGPTへの音声入力はボタン1つです。ガイドが必要なのは、その周りの疑問です。Voiceとどう違うのか、2つあるMacアプリのどちらを使っているのか、録音はどうなるのか。
音声入力、Voice、そのほかの方法
| 方法 | できること | 音声の送信先 |
|---|---|---|
| 入力欄の「Dictate」 | 話した内容がテキストになり、編集して送信する | OpenAIのモデルへ。チャットとともに保持 |
| ChatGPT Voice | リアルタイムの音声会話(有料プラン) | OpenAIへ |
| Macの音声入力 | 入力欄に入力する | Mac上またはApple側:どちらかはキーボード設定に表示されます |
| Flit | 仕上がったテキストを入力欄に入力する | Macの外に出ない |
音声入力はVoiceとは違います
OpenAIのヘルプページは両者を区別しています。プロンプトを録音し、その文字起こしを確認・編集してからテキストとして送信したいときは、ChatGPTの音声入力を使います。Voiceは、ChatGPTと話してその返答を聞くためのものです。
デスクトップアプリでは、Voiceは「Start voice chat」で始めます。OpenAIによると、VoiceはPlus、Pro、Business、Edu、Enterpriseの各プランで使えます。音声入力にはそのような制限はありません。2026年6月のリリースノートでは、音声入力用の新しい音声認識モデルをすべてのプランに順次提供すると説明されています。
音声はどうなるのか
OpenAIの音声入力のページが、この点に直接答えています。
- 録音された音声は文字起こしのためにOpenAIのモデルに送られ、文字起こしは編集できるテキストとして返ってきます。
- 音声は、そのチャットがチャット履歴に残っている間は保持されます。
- チャットを削除すると、音声クリップは30日以内に削除されます。ただし、セキュリティ上または法律上の理由でOpenAIが保持する必要がある場合や、トレーニングのために音声の共有を許可していた場合は除きます。
- 個人ユーザがモデルの改善のために音声を共有することを選んでいる場合、OpenAIは音声入力の音声をトレーニングに使うことがあります。ビジネスユーザの入力は、デフォルトではトレーニングに使われません。
2026年7月からMacアプリは2つに
現在、Macアプリは2つあります。新しいChatGPTデスクトップアプリには、Chat、Work、Codexが入っています。2026年7月まで「ChatGPT for Mac」と呼ばれていたアプリは、移行に関するOpenAIのページにあるとおり、現在はChatGPT Classicです。
MacでChatGPTに音声入力することについて書かれたものの多くは、OpenAI自身のヘルプページも含め、どちらのアプリのことなのかを明記していません。入力欄の「Dictate」ボタンは、新しいアプリについて記載されています。同じボタンがCodexでも使えます。そちらはCodexのガイドで説明しています。
ショートカットと、競合しやすいもの
OpenAIのデスクトップアプリのショートカット一覧には、音声入力のキーはありません。ボタンを選んで使います。音声チャットにはControl + Shift + Vがあります。
音声入力アプリも使っている場合、注意すべきショートカットが1つあります。OpenAIのChat Barのページによると、デフォルトではOption + SpaceでChat Barが開き、設定で変更できます。音声入力のショートカットもOption + Spaceなら、どちらかを変える必要があります。
Macの音声入力を使う
Appleの音声入力は、ほかのテキストフィールドと同じように入力欄にも入力できます。クリックして、音声入力のショートカットを押します。音声入力がMac上で処理されるかどうかは、キーボード設定で確認できます。手順はMacで音声入力する方法にあります。
FlitでChatGPTに音声入力する
Flitは話した内容をMac上でテキストにし、入力欄に入力します。ChatGPTが受け取るのは、送信すると決めた言葉だけで、録音は届きません。
- キーを押したまま話し、離すだけ。ChatGPTでも、ブラウザでも、エディタでも、メールでも同じ操作です。
- 仕上がったテキスト:句読点、段落、リストが整い、言いよどみや言い直しは取り除かれます。
- 音声はMac上で文字起こしされ、どこにも送られません。そのため、保持や削除の対象になる録音がそもそもありません。
- 名前や用語を登録できる個人用辞書。
- ブラウザでchatgpt.comを使う場合も同じように動作します。
- Flitは7日間、すべての機能を無料で使えます。その後は$19の買い切りで、アカウントもサブスクリプションも不要です。
知っておきたいこと
- 送信したテキストは、キーボードで入力したものと同じくOpenAIに送られます。FlitがMac上にとどめるのは音声であり、プロンプトではありません。
- FlitのショートカットがOption + Spaceだと、ChatGPTのChat Barと競合します。どちらかを変更してください。
- FlitはApple silicon搭載、macOS 14以降のMacで動作します。音声モデルは約0.5〜2.8GBのダウンロードで、最初に一度選ぶだけです。
- Flitは話した内容を入力します。返事をしたり、回答を読み上げたり、ツールと音声で会話したりはしません。
- プロジェクトのファイル名の認識と、Flitの音声コマンドは、現在は英語のみに対応しています。
よくある質問
MacのChatGPTで音声をテキストにするには?
ChatGPTデスクトップアプリで入力欄をクリックし、「Dictate」を選んで話し始めます。文字起こしが入力欄に表示されるので、編集して送信します。
ChatGPTの音声入力は無料ですか?
OpenAIの2026年6月のリリースノートでは、音声入力のモデルをすべてのプランに順次提供すると説明されています。音声会話であるChatGPT Voiceは、デスクトップアプリでは有料プラン向けとされています。
ChatGPTは音声入力の音声を保存しますか?
はい。OpenAIによると、音声入力の音声はチャットがチャット履歴にある間は保持され、チャットを削除してから30日以内に削除されます。例外もあります。
ChatGPT Voiceと音声入力の違いは?
音声入力は、話した内容をテキストにし、それを確認・編集して送信するものです。Voiceはリアルタイムの音声会話で、ChatGPTが声で答えます。
MacのChatGPTで音声入力に使うキーボードショートカットは?
OpenAIのショートカット一覧には、音声入力用のものはありません。音声チャットはControl + Shift + Vで、デフォルトではOption + SpaceでChat Barが開きます。
OpenAIに音声を送らずにChatGPTに音声入力する方法はありますか?
はい。FlitはMac用のローカル音声入力アプリで、Mac上で文字起こしし、そのテキストをChatGPTに入力します。コンピュータの外に出るのは、送信した言葉だけです。Flitは7日間、すべての機能を無料で使えます。その後は$19の買い切りで、アカウントもサブスクリプションも不要です。